アベノ中国語道場

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【慣用句篇】 出难题

出难题chū nántí

 

〔意味〕できない相談を持ちかける、難題を吹っ掛ける

 

“难题”とは、「難しい問題、難題」という意味を表し、日本語の意味に近くなります。しかし、“出难题”という慣用句は、「わざと出来ないこと(難題)を持ちかけて他人を困らせる」という意味合いで用いられることが多いようです。下記の例文もこの意味で用いられています。特に「困らせる」という意味合いが強調されます。

“难题”に組み合わせる動詞は、“出”が用いられます。

 

<使用例>

 

A:经理,过两天公司到外地考察,听说压迫派我去,是吗?

(マネージャー、来週の地方への視察は、私に行かせるそうですね)

B:是啊,这是领导们开会决定的。

(そうだ。これは上の話し合いで決まったんだ)

A:我现在部门里的任务很重要,明知我抽不开身还派我去,这不是成心给我出难题嘛。

(いま部署の仕事が需要で、私の体が空かないことはご存じでしょう、これはわざと私を困らせてるんじゃないですか?)

【成語・ことわざ篇】 粗茶淡饭

粗茶淡饭cū chá dàn fàn(ことわざ)

 

〔意味〕粗末な食事

 

“淡饭”は直訳すると「薄味の食事」という意味で、“粗茶”と併せて「粗末な食事」という意味を表します。また、そこから転じて「質素な生活」という意味も有ります。その場合は、下記のように表現します。

 

他们家一直过着粗茶淡饭的生活。

(彼らはずっと質素な生活を送っている)

 

この意味では、“粗衣淡饭cū yī dàn fàn”という言い方も有ります。

 

《例文》

 

尽管是粗茶淡饭,吃着倒也香甜。

(粗末な食事にもかかわらず、意外とおいしく食べられる)

【ビジネス篇】 企业集团

企业集团qǐyè jítuán

 

〔意味〕 (名)企業グループ

 

“企业集团”とは、企業の集合体である「企業グループ」を指します。中国では、経済の改革開放政策の一環として、国営企業の株式制導入が進みました。その結果、株式の売買による企業合併が普及し、企業グループが急速に増加しました。改革開放後に誕生した民営企業も同様で、現在では無数の“企业集团”が存在しています。

社会主義を堅持する中国においても市場経済の主力はあくまで企業体です。そこで、政府は“企业集团”、特に国営企業のグループ化を推し進めています。

売上規模から見た中国の企業グループを下記に挙げてみましょう。データは2019年のもので、()内は売上高です。

 

1.中国石油化工集团公司 (10兆6,638億円)

(Sinopec Group)

2.中国石油天然气集团公司 (9兆4,640億円)

(China National Petroleum Corp.)

3.国家电网公司 (9兆4,400億円)

(State Grid Corp. of China)

4.中国移动通信集团公司 (3兆1,728億円)

(China Mobile)

5.中国电信集团公司 (2兆9,168億円)

(China Telecom)

 

第1位は石油化学、第2位は石油ガス、第3位は電力、第4,5位は通信です。いずれも国家インフラを担う国営の企業グループです。

 

<使用例>

 

迪康集团是一家发展迅速的大型民营企业集团。

(迪康グループは急速な発展を遂げた大型の民間企業グループだ)

得出建立强大的钢铁企业集团是我国冈特行业的发展趋势。

(強大な鉄鋼企業グループの創出が、我が国の鉄鋼業界発展の方向性である)

【類義語篇】 念书 — 看书— 读书

念书niànshū(動)(声を出して)本を読む

看书kànshū(動)(声を出さずに)本を読む

读书dúshū(動)本を読む、読書する

 

いずれも「本を読む」という意味ですが、意味的には若干の違いがあります。

“念书”は「声を出して読む(音読・朗読)」、“看书”は「声を出さずに読む(黙読)」という違いがあります。ち、通常本を読む場合には黙読しますので“看书”を用い、学校の授業で朗読する場合などは“念书”を用います。

“读书”は声を出すか否かは問いませんが、上記の二つに比べるとやや固い表現になります(書き言葉に近い語感)。

では、それぞれ例文を見ていきましょう。

 

念书

今天在语文课的时候,老师让我们念了两棵书。

(今日の国語の授業で、私は先生に当てられて教科書を2課朗読した)

 

看书

每天下午我去图书馆看书。

(毎日午後私は図書館で本を読みます)

 

读书

从三岁起父母就开始叫他读书写字。

(両親は彼が3歳の時からもう読み書きを教え始めた)

 

              『学習のポイント』

 

“念书”と“读书”には、「本を読む」から転じて「(学校で)勉強する」という意味も有り、相互に置き換えができます。

しかし、“看书”にはこの用法はありません。

 

这孩子不爱读书,就爱玩儿。

(この子は勉強が嫌いで、遊んでばかりいる)

 

小刘在美国念过两年书。

(劉君はアメリカで2年間勉強したことがある)

【慣用句篇】 脚踩两只船

脚踩两只船jiǎo cǎi liǎngzhī chuán

 

〔意味〕二股をかける、両天秤にかける

 

“踩”は「踏む、踏みつける」という意味で、“脚踩两只船”で「二艘の船に足を掛ける」→「ふた股を掛ける」という意味になります。下記の例文からも分かるように、通常悪い意味で用いられます。すなわち、「何らかの魂胆や下心があって二股をかける」という意味合いです。

“脚踏两只船”とも言います。“踏tà”も“踩”と同じく「踏む、踏みつける」という意味です。

 

<使用例>

 

A:你知道李浩写了一本书了吧。

(李浩が本書いたの知ってるだろ)

B:我知道。

(知ってるよ)

A: 可他不知道让哪家出版社出版能多得一点儿稿酬,于是他就同时联系了两家,到现在他还没决定由哪家出版社出。

(彼はどの出版社から出版したら原稿料多く貰えるか分からないんで、二社同時に声を掛けたんだ。まだどこから出版するか決めてないそうだよ)

B:原来他是脚踩两只船哪。

(なんと、あいつふた股かけたのか)

【成語・ことわざ篇】 机不可失

机不可失jī bù kě shī(成語)

 

〔意味〕好機を逃してはならない

 

“机不可失”は、そのまま直訳すれば「機は失うべからず」となります。

しばしば、後に“时不再来shí bù zài lái”と続きます。

 

《例文》

 

下月柏林交响乐团来京演出,我觉得机不可失,要挤出时间区欣赏他们的演奏。

(来月ベルリン交響楽団の北京講演が有るんだ。絶好の機会なんで、僕は時間をひねり出して聞きに行くつもりだ)

【慣用句篇】 手脚不干净

手脚不干净shǒu jiǎo bù gānjìng

 

〔意味〕お金の取り扱いが不明朗である、手癖が悪い

 

“手脚”は元々「手足」という意味ですが、そこから派生して、「動作、行動」、「手数」、「体力」、「手段」、「体裁」など、いろいろな意味が有ります。この慣用句の中では、「小細工、不正行為」という意味で使われています。“手脚”単独では、

 

背后做手脚。

(背後で小細工をする)

从中弄手脚。

(間で小細工を弄する)

 

というような使い方をします。

「手癖が悪い」とは、「盗み癖」のことを指します。

 

<使用例>

 

A:我准备让王宁做公司的财务主管,你看怎么样?

(王寧を会社の経理責任者にしようと思うが、君はどう思う?)

B:听别人说,王宁在别的公司工作时因为手脚不干净儿被开除。他是否适合做财务主管,您可要慎重考虑呀!

(聞いたところでは、王寧は別な会社で手癖が悪いせいで首になったそうです。彼を経理責任者にするかどうかは、よくよく考えた方がいいですよ!)

【ビジネス篇】 发票

发票fāpiào

 

〔意味〕 (名)領収書

 

“发票”は、日本語の「領収書」の意味で用いられます。

“票”は「切符」、「券」や「札」状のものを指し、例えば、

 

车票chēpiào (列車の切符)

股票gǔpiào (株券)

支票zhīpiào (小切手)

 

などが有ります。

“发票”は課税対象となる正式な領収書で、お金を支払った相手に対し“发票”を発行することで課税されます。

したがって、お店で比較的高額な商品を買い物する時などは、“发票”をもらう場合と貰わない場合で値段が変わることがあります。“发票”が不要な場合は課税されないので、価格が安くなるのです。

その他、非課税の領収書も有り、こちらは“收据shōujù”と呼ばれます。日本語では、「レシート、受取証」というような意味になります。“收据”は、市販の用紙に手書きで記入されたもので、課税されません。

 

<使用例>

 

请给我开张发票。

(領収書をください)

如果没有发票,消费者要想维修和退货是非常困难。

(領収書が無ければ、消費者が修理や返品をするのはかなり難しい)

 

               『学習のポイント』

 

“发票”には、この他に「インボイス(送り状)」という意味も有ります。

インボイス」とは貿易書類の一つで、輸出貨物(商品)の内容を明記した出荷案内書のようなものです。内容は、品名、製品規格、価格、数量、取引条件、積出港、荷揚げ港などの情報が記載されています。

【成語・ことわざ篇】 危言耸听

危言耸听wēi yán sǒng tīng(成語)

 

〔意味〕故意に大げさな事を言って、他人を驚かせること

 

“危言”は「大げさな話」、“耸”は「驚かせる」という意味です。“危言耸听”で、「大げさな事を言って、驚かせる」という意味になります。

 

《例文》

 

这个人老说危言耸听的话,使得别人听了震惊。

(この人は、しょっちゅう大げさな事を言って、他人をびっくりさせる)

 

※類義語:骇人听闻hài rén tīng wén

【類義語篇】 认识 — 知道

认识rènshi(名)見知っている、知り合う、見分ける

知道zhīdào (名)知る、知っている

 

“认识”と“知道”はともに、人や事柄に関して「知っている」ことを表します。しかし、用法の点で若干の違いが有ります。

“认识”は、人に対しては、「見知っている」という意味を表します。端的に言えば「過去に会ったことがある」ということです。事柄に対しては「識別できる」という意味を表します。例えば下記の例文にあるように、“认识路”(路を知っている)、または“认识字”(字を知っている/読める)という風に用います(この2つの言い方は非常によく使われます)。

“知道”は、単に「知っている」という意味を表します。したがって、人に対して用いる場合は、ある人物を「知識や情報として知っている」という意味を表すだけで、「過去に会ったことがある」という意味は表しません。

では、それぞれ例文を見ていきましょう。

 

认识

 

正在在讲台上演讲的这个人我认识。

(今ステージで演説しているこの人は知っています/会ったことがあります)

我几个人都不认识路,怎么过去?

(僕らは路を知りません、どうやって行けばよいですか?)

 

知道

 

你们已经知道这个消息吗?

(このニュースはもうご存じですか?)

你知道这个人吗?这几年刚刚出名的演员。

(君この人知ってる?ここ数年で売り出し中の俳優だ)

 

『学習のポイント』

 

“知道”の否定形は、“没”ではなく、必ず“不”を使います。

 

小徐去国外的事情我还不知道。

(徐君が外国へ行ったことはまだ知らない)

【ビジネス篇】 海关

海关hǎiguān

 

〔意味〕 (名)税関

 

“海关”は日本では「税関」に当たります。貿易港での貨物の輸出入を司る役所、または、空港で旅客貨物の検査と徴税を行う役所のいずれも“海关”と呼びます。

税関に関する用語には、下記のものがあります。

 

报关bàoguān  通関申告

免税miǎnshuì  免税

保税bǎoshuì  保税

关税guānshuì  関税

进口税jìnkǒushuì  輸入税

出口税chūkǒushuì  輸出税

走私zǒusī  密輸

 

<使用例>

 

据海关统计,今年7月份我国农产品出口量超过了500万吨。

(税関統計によれば、本年7月我が国の農産物輸出量は500万トンを突破した)

我们的行李已经通过了海关检查。

(我々の荷物は税関検査を通過した)

【慣用句篇】 说不出口

说不出口shuō bu chū kǒu

 

〔意味〕口に出して言えない、言いたいことが言いにくい

 

“说不出”は、動詞に可能補語が接続した形です。否定形で、恥ずかしさや気まずさなど何らかの理由があり、「本来言うべきことを言い出せない」という意味を表します。「理由があって言えない」という語感を含むので、下記の例文ように会話の相手にその理由を話す場合が多いです。

 

<使用例>

 

A:你和你女朋友交往有一个月了,感觉还不错吧。

(君と君の彼女はつきあって一カ月、いい感じだろ)

B:我觉得我们俩不合适。

(僕らは合わないと思うんだ)

A:那你为什么不提出跟她分手啊?

(じゃあ、なんで別れようって切り出さないんだ?)

B:看她那高兴的样儿,我真说不出口。

(彼女すごく喜んでるんで、ほんとに言い出しにくいんだよ)

【成語・ことわざ篇】 一视同仁

一视同仁yī shì tóng rén(成語)

 

〔意味〕すべての者を平等に見なす、一視同仁

 

“同仁”とは「仲間、同僚、志を同じくする人」というような意味です。“一视同仁”で、「みな一様に仲間と見る」、即ち「みな等しく接する」というようなになります。

日本語にも全く同じ「一視同仁」という故事成語が有ります。

 

《例文》

 

老师要对学生一视同仁,不应该瞧不起成绩差的。

(先生は学生に対し平等に見るべきで、成績の悪い者を差別してはならない)

【知識篇】 スポーツの中国語(その他の競技)

前回の【知識篇】では、球技に関する中国語でしたが、今回はその他の競技について取り上げてみたいと思います。

取り上げる球技以外のスポーツ競技は、下記のように表現します。

 

田径比赛tiánjìng bǐsài  陸上競技

室内体操shìnèi tǐcāo  体操競技

水上运动shuǐshàng yùndòng  水上競技

冬季运动dōngjì yùndòng  ウィンタースポーツ

 

この内、“田径比赛”の“田”は「フィールド」、“径”は「トラック」を指します。

 

では、各競技の中国語を見ていきましょう。

 

陸上競技

掷链球zhì liánqiú  ハンマー投げ

掷铁饼zhì tiěbing  円盤投

推铅球tuī qiánqiú  砲丸投げ

马拉松mǎlāsōng  マラソン

接力赛jiēlìsài  リレー競技

短跑duǎnpào  短距離走

跨栏kuàlán  ハードル競技

撑杆跳chénggāntiào           棒高跳び

掷标枪zhì biāoqiāng  やり投

跳远tiàoyuán  走り幅跳び

跳高tiàogāo          走り高跳び

三级跳远sānjí tiàoyuán  三段跳び

竞走jìngzǒu  競歩

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短跑

体操競技

双杆shāunggāng  平行棒

吊环diàohuán  吊り輪

鞍马ānmǎ  あん馬

单杠dāngāng  鉄棒

高低杠gāodīgāng  段違い平行棒

平衡木pínghéngmù  平均台

跳马tiàomǎ  跳馬

蹦床bèngchuáng  トランポリン

艺术体操yìshù tǐcāo  新体操

 

<水上競技>

游泳yóuyǒng  水泳

自由泳zùyóuyǒng  クロール

蛙泳wāyǒng  平泳ぎ

仰泳yángyǒng  背泳ぎ

蝶泳diéyǒng  バタフライ

跳水tiàoshuǐ  飛び込み

水上芭蕾shuǐshàng bālěi  シンクロナイズドスイミング

水球 shuǐqiǔ  水球

帆板fánbǎn  ウィンドサーフィン

划船huáchuán  ボート

 

<ウィンタースポーツ>

滑雪 huáxuě  スキー

单板滑雪dānbǎn huáxuě  スノーボード

越野滑雪yuèyě huáxuě  クロスカントリー

滑冰huábīng  スケート

速度滑冰sùdù huábīng  スピードスケート

花样滑冰huáyàng huábīng  フィギュアスケート

跳台滑雪tiàotái huáxuě  ジャンプ

冰壶bīnghú  カーリング

雪车xuěchē  ボブスレー

 

スポーツ競技の名称は、海外から入ったものが多く、その場合日本語では音訳して外来語となります。一方、中国語の場合はほとんど意訳しますので、日本語とは全く異なる表現となります。最も、中国語は、ことばの意味を考えれば、逆に原語のイメージがつくりやすいかもしれません。

上に挙げた単語の多くは、スポーツ中継や報道などで頻繁に使われるものです。

中国語の知識として覚えておけば、役に立つ場面が必ず出てくるのではないでしょうか。

【成語・ことわざ篇】 格格不入

格格不入gé gé bú rù(成語)

 

〔意味〕(互いにぶつかり合って)しっくりいかない、全く相入れない

 

《例文》

 

俩人结婚后才逐渐地发现彼此的性格和想法格格不入。

(二人は結婚後次第にお互いの性格や考え方が食い違うことに気づいた)