アベノ中国語道場

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【類義語篇】 访问 — 拜访

访问fǎngwèn(動)訪問する、訪れる

拜访bàifǎng(動)ご訪問する、お伺いする

 

“访问”は、ある目的を持って人や場所を訪ねることです。

“拜访”は、敬意を表すために訪ねることです。一種の敬語的表現(謙譲語)です。目的語には人のみを取ることができ、場所は取れません。

では、それぞれ例文を見ていきましょう。

 

访问

 

我国首相首次访问了东亚四个国家。

(わが国の首相は始めて東南アジア4カ国を訪問した)

我们刚刚访问过这位作家。

(我々はこの作家を訪問したばかりだ)

 

拜访

 

我今天还有别事情,改天再去拜访您。

(今日は別な用事がありますので、日を改めてお伺いいたします)

总经理拜访了正在别墅休假的董事长。

(社長は、別荘に滞在中の会長を訪ねた)

 

               『学習のポイント』

 

“访问”には、コンピューター用語として「アクセスする」という意味も有ります。

 

很多用户都来访问这个网站。

(たくさんのユーザーがこのサイトにアクセスしている)

 

【成語・ことわざ篇】 心腹之患

心腹之患xīn fù zhī huàn (成語)

 

〔意味〕内に潜む重大な災い、獅子身中の虫

 

《例文》

 

秦桧把岳飞视为心腹之患,想方设法要将他除去。

(秦桧は岳飛獅子身中の虫と見なし、何とかして彼を除こうとした)

 

※“腹”は、ここでは“fù”と読みます。

【ビジネス篇】 

合作hézuò

 

〔意味〕 (動)協力する、提携する (名)協力、提携

 

“合作”は、中国ビジネスの現場(ビジネス中国語)で非常によく使われる言葉です。日本語では一般に「協力する、提携する」と訳されていますが、訳さずに中国語の「合作」をそのまま用いても意味が通じる場合もあります。

“合作”は、他の言葉と組み合わさって、多くの熟語を作ります。その一例を下記の【関連語句】で取り上げています。

 

<使用例>

 

两国建立了更深层的合作关系。

(両国はさらに深いレベルの協力関係を結んだ)

双方的合作很成功。

(両者の協力は非常にうまくいった)

 

《学習のポイント》

 

①“合作”の表す内容は国家間や企業間のプロジェクトから単なるモノの売買まで、非常に範囲が広いのが特徴です。

 

我司和A公司合作多年,经常通过他们公司进口产品。

(わが社とA社は長年協力関係にあり、彼らの会社を通じよく製品を輸入します)

 

他们在业务上合作得很好。

(彼らは業務において非常によく協力している)

 

②“合作”は「協力的である」という意味の形容詞的な用法もあります。

 

在工作上采取不合作的态度是不行的。

(仕事の上で非協力的な態度とるのはよくない)

 

【関連語句】

 

合作关系 (協力関係)

合作伙伴 (ビジネスパートナー)

合作项目 (提携プロジェクト)

技术合作 (技術提携)

经济合作 (経済協力)

合作经营 (共同経営)

【慣用句篇】 不买账

不买账bǔ mǎizhàng

 

〔意味〕承知しない、受け入れない、支持しない

 

“买帐”は、「相手の好意を受け入れる」という意味で、通常は否定形で用い、蒸気のような意味となります。また、“买帐”は、「動詞+目的語」の形の動詞句で、「離合詞」となるので、下記の例文のように修飾語を“买帐”の間に挟みます。

 

<使用例>

 

A:我本来是好意,看小王挺可怜的,要帮他找个工作,谁知他不买账,说他自己有能力找工作,用不着别人帮。

(王君が可哀想なんで、僕は好意で仕事を探してやろうというのに、彼は自分で仕事が探せる、他人の世話にならないと言って、受け入れないんだ)

 

B:你不用生他的气,我和他那么好,他有时还不买我的帐。

(彼に腹を立てるなよ。僕とは仲がいいけど、僕の場合でも承知しないこともあるんだ)

【類義語篇】 比方 — 比如 

比方bǐfāng(接)たとえば、仮に

比如bǐrú(接)たとえば

 

いずれも「たとえば、仮に」という意味で、例を挙げて説明する場合や仮定の話をする場合に用いられます。

“比方”は、口語では“比方说”という形でよく用いられます。また、接続詞意外に動詞と名詞としての用法も有ります。名詞では「たとえ、比喩」、動詞では「たとえる、なぞらえる」という意味になります。

“比如”も、口語で“比如说”という形でよく用いられます。こちらは接続詞以外の用法はありません。

では、それぞれ例文を見ていきましょう。

 

比方

 

遇到那种危险的情况,比方是你,会怎么办呢?

(このような危険な状況に出くわしたら、君ならばどうする?)

我拿它做一个比方吧。

(これでたとえてみましょう)

她美丽的容貌,可以用牡丹花来比方。

(彼女の美しい容姿は牡丹の花に例えられる)

 

比如

 

有些疾病,比如糖尿病,目前还没有理想的治疗方法。

(ある種の病気、例えば糖尿病はまだ理想的な治療法が無い)

有些灾难是无法避免的,比如地震、台风和水灾等。

(一部の災害、例えば地震、台風、水害などは避けられないものだ)

 

『学習のポイント』

 

“比方”は、名詞の用法の場合、よく“打个比方”という形で用いられます。

 

我想打个比方来说明这个问题。

(たとえを用いてこの問題を説明しましょう)

【慣用句篇】 往心里去

往心里去wǎng xīnlǐ qù

 

〔意味〕気にする、気にかける

 

“往心里去”は、直訳すると「心の中に入る」という意味ですが、そこから「気にする、気にかける」という意味で用いられる慣用句です。下記の例文にもあるように、よく“别往心里去”や“不要往心里去”という形で用いられます。「気にするな、気にかけるな」という意味になります。

 

<使用例>

 

A:刘经理昨天把我找去告诉我,他批评我工作不认真,让我以后注意点儿。

(昨日劉経理に呼ばれて、僕の仕事が不真面目だって叱られたよ、今後気をつけるようにって)

B:刘经理对谁都这样,他批评你是为你好的,你别往心里去。

(劉経理は誰に対してもそうなんだ、君のために叱ったんだから気にするなよ)

【成語・ことわざ篇】 千方百计

千方百计qiān fāng bǎi jì(成語)

 

〔意味〕あらゆる方法を講じる、八方手を尽くす

 

《例文》

 

他千方百计掩盖了自己的错误。

(彼は、自分の過ちを隠そうといろいろな手段を講じた)

 

※類義語:想方设法xiǎng fāng shè fǎ

【知識篇】 中国語の簡体字

中国語の簡体字は、中国では“简化字”と呼ばれます。簡体字は簡単に言えば、複雑で画数の多い漢字を簡略化するということです。その目的は、中国国内における漢字の普及と識字教育の便宜のためと考えられます。

 

簡体字の歴史

 

近代以降では、最も早く簡体字の普及が叫ばれたのは1920年代初頭の白話運動からでした。白話運動とは、中国語文を従来の文語文(今で言う古代漢語)から口語をベースとした口語文に変革しようという運動です。その流れで、当時の学者や文学者が難しい漢字の簡略化を主張しました。その一つは、1920年に雑誌『新青年』において「簡体字」の普及を主張した言語学者の銭玄同です。

その後、1935年に国民政府教育部が《第一批简体字表》(第一次簡体字表)を公布し、正式な政府の政策として簡体字の普及を進めました。

中華人民共和国に変わってからは、1955年に国務院直属の文字改革委員会が《第一批异体字整理表》(第一次異体字整理表)を公布し、それまでに複数あった漢字の字体を統一しました。その際に取られた原則は、

 

(1) 通用字の採用

(2) 画数の少ない字の採用

(3) 書きやすい字の採用

 

の3つです。当時は多くの漢字に字体の異なる異体字があり、その統一も簡体字と並んで重要な政策だったのです。その結果、810組1865字の中から上記の原則に合致する漢字を規範字に定め、1035字の異体字が廃止されました。

また簡体字の方は、1956年1月に国務院第23次会議において《关于公布汉字简化方案的决议》(漢字簡略化プランの公布に関する決議)が採択され、人民日報紙上においてこの決議案と「漢字簡略化プラン」が発表されました。この時には、第1期230字の簡体字が公布されましたが、その後幾度かの改定を重ね、最新版では2013年6月に公布された《通用规范汉字表》(常用規範漢字表)には、6500字が掲載されています。

 

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《第一批简体字表》

漢字の簡略化(簡体字化)

 

中国共産党政府によって進められた簡体字化は、下記の方法によって行われました。

 

(1) 字形の一部を残す方法

 

蟲  →  虫 (chóng)

廣  →  广 (guǎng)

録  →  录 (lù)

滅  →  灭 (miè)

務  →  务 (wù)

 

(2) 字形の一部を残して変形する

 

婦  →  妇 (fù)

麗  →  丽 (lì)

習  →  习 (xí)

顯  →  显 (xiǎn)

 

(3) 偏つくりの代替

 

斃  →  毙 (bì)

臘  →  腊 (là)

貓  →  猫 (māo)

鍾  →  钟 (zhōng)

 

(4) 繁体字の特長や輪郭の利用

 

齒  →  齿 (chǐ)

奪  →  夺 (duó)

飛  →  飞 (fēi)

龜  →  龟 (guī)

齊  →  齐 (qí)

 

(5) 草書体の楷書化

 

長  →  长 (cháng)

東  →  东 (dōng)

樂  →  乐 (lè/yuè)

書  →  书 (shū)

 

(6) 偏つくりの簡略化

 

鄧  →  邓 (dèng)

觀  →  观 (guān)

對  →  对 (duì)

雞  →  鸡 (jī)

 

(7) 仮借の原理(同音代替)の利用

 

醜  →  丑 (chǒu)

榖  →  谷 (gǔ)

後  →  后 (hòu)

幾  →  几 (jǐ)

 

※「仮借」とは六書(漢字の構成法)の一つで、他の字の音を借りて用いるものです。

 

(8) 会意の原理を利用

 

塵  →  尘 (chén)

涙  →  泪 (lèi)

軆  →  体 (tǐ)

竈  →  灶 (zào)

 

※「会意」とは六書の一つで、二つ以上の漢字を意味の上から組み合わせて新たな字を作ることです。

 

(9) 画数の少ない古字などの再利用

 

從  →  从 (cóng)

禮  →  礼 (lǐ)

雲  →  云 (yún)

衆  →  众 (zhòng)

 

(10) 形声文字の原理の利用

 

膚  →  肤 (fù)

護  →  护 (hù)

驚  →  惊 (jīng)

郵  →  邮 (yóu)

 

※「形声文字」とは、意味を表わす部分と発音を表わす部分からなる漢字です。

 

以上のように、簡体字の制定にはたくさんの方法が取られています。

現在の中国では、実用においては基本的にすべて簡体字を使用していますが、それでも繁体字が全く廃れたわけではありません。例えば、お店の看板や古典の出版物、或いは書法などにおいては、しばしば繁体字が使用されています。便宜上簡体字を普及させたわけですが、それでもなお正式な漢字は旧字(簡体字)だという意識が強く残っているのでしょう。

現在では、世界の言語の中で漢字を実用として使用している地域は、中国、台湾、日本の3ヶ所のみとなりました。

古い時代には、朝鮮やベトナムでも漢字が使用されていましたが、いづれも自ら文字を考案し、実用としての漢字は捨ててしまいました。

漢字を使っている3つの地域では、それぞれ異なる字体を使用しています。即ち、台湾(香港・マカオ)では、繁体字、中国は簡体字、そして日本では旧字体を独自に簡略化した「当用漢字」です。したがって、日本人が中国語(台湾と中国でも異なる字体)を学ぶ、或いは中国人が日本語を学ぶ場合には、新たにそれぞれの地域の漢字を覚えなくてはなりません。とくに、日本人が台湾の繁体字と中国の簡体字を学ぶのはなかなか大変です。

これは私見に過ぎませんが、この3つの地域の漢字の字体を統一してはどうでしょうか?その場合、どの字体を基準とするべきか?これは意見がいろいろと分かれるでしょうが、最も簡素で覚えやすい中国の簡体字を基準とするのが合理的だと思います。

【類義語篇】 本领 — 本事

本领běnlǐng(名)能力、技量、手腕

本事běnshi(名)能力、技、腕

 

“本领”と“本事”は共に「一般的な技能や能力」を表わす名詞ですが、“本领”は語感がやや重く、主に書面語(書きことば)に用いられます。一方、“本事”は多くが口語(話しことば)で用いられ、正式な場面では用いられません。また、“本事”は後の発音が「軽声」になります。

では、それぞれ例文を見ていきましょう。

 

本领

 

他掌握了维修各种电器的真本领。

(彼は電気製品修理の腕前がみごとだ)

我们要在工作上掌握过硬的本领。

(我々は仕事の上でしっかりした技量を身につける必要がある)

 

本事

 

他很有本事,刚三十岁就当了老板。

(彼はすごい、三十そこそこでもう社長だ)

这家伙除了吹牛,没有什么真本事。

(こいつは口先だけでなんの能力もない)

 

               『学習のポイント』

 

“本事”はまた、「世の中を上手く渡る才能」という意味でも用いられます。

 

他很有巴结领导的本事。

(彼は上役に取り入る能力にたけている)

【成語・ことわざ篇】 莫名其妙

莫名其妙mò míng qí miào(成語)

 

〔意味〕何がなんだかわけが分からない、説明がつかない、不思議である

 

《例文》

 

他今天为什么这么糊涂,真叫人莫名其妙。

(彼は今日なぜこんなにとぼけているのか、全くわけが分からん)

 

※“莫明其妙”とも言います。

 

※類義語:百思不解bǎi sī bù jiě

【慣用句篇】 不是时候

不是时候bú shì shíhòu

 

〔意味〕間が悪い、時宜にかなっていない、タイミングが悪い

 

“时候”は、「(ある特定の)時、時刻」を表わしますが、“不是时候”で「(その)時ではない」、すなわち「時期、タイミングが悪い」という意味になります。

 

<使用例>

 

A:我来看你了。

(訪ねてきたよ)

B:你来得真不是时候。

(君はまずいときに来たね)

A:那是为什么呀?

(そりゃまたどうして?)

B:你看,我正忙着做明天的作业呢,你帮个忙吧。

(見て、ぼくはいま明日の宿題で忙しいんだ、君手伝ってよ)

 

反対の意味では、“正是时候zhèng shì shíhòu”という慣用句が有ります。「ちょうど良い時だ、潮時だ」という意味になります。

 

你来得正是时候,我们在玩儿扑克,你也参加吧。

(いい時に来た、トランプやってんだ、君も入れよ)

【類義語篇】 发 — 变

发fā(動)(ある状態が)現れる

变biàn(動)変わる、変化する

 

ともに「変化」を表わす動詞です。通常は、動詞の後に1音節の形容詞や動詞を伴います。

“发”は、「内在ものが表面に出て変わる」という意味を表わします。動詞の後に必ず変化の結果を表わす成分を伴います。

“变”は、「外側から見て異なった形状や状態になる」ことを表わします。単独でも用いられます。

では、それぞれ例文を見ていきましょう。

 

 

今天外边特别冷,冻得脸色发紫了。

(今日はおもてが特に寒くて、顔が紫色になった)

好几天把面包放在柜子里,都发霉了。

(何日もパンを戸棚にしまったら、カビが生えた)

 

 

过了几天,情况都变了。

(数日たって、状況が変わった)

天气突然大变。

(天気が突然大きく変わった)

 

               『学習のポイント』

 

上記の“发紫”(紫になる)、“发霉”(カビが生える)はいずれも決まった言い方で、動詞句として用いられます。この場合、“变紫”や“变霉”という言い方はできません。