アベノ中国語道場

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【知識篇】中国語はどういう言語か?(其之二)

中国語の特長を発音から見ると、日本語に無く英語に近い音が有ります。それは「r」と「l」の区別です。さらに「そり舌音」と呼ばれる、下を丸めて発音する音も日本語にはありません。日本語の無い発音があることから、日本人にとって中国語の発音は習得が難しいと思われます。

また、中国語の習得で難しい点はヒアリングです。日本語と比べた場合、ヒアリングとスピーキングはちょうど逆の関係になるようです。中国語はヒアリングが難しいですが、逆にスピーキングについては決まり文句が多く、言い回しは日本語ほど複雑ではありません。

中国語は、誰と話す時でも言い方はあまり変わりません。極端に言えば、友達と話す時と学校の先生と話す時もほぼ同じです。敬語表現も有りますが、比較的簡単です。

逆に、日本語は敬語が発達し、話す相手によって言い方を変える必要があることから、外国人にとってはスピーキングの方が難しいのではないでしょうか。

 

文法的から見ると、中国語は英語ような複雑な文法体系はありません。戦前の日本では「中国語に文法は無い」と言われていたくらいです。

これはあくまで私見ですが、中国語の場合は、表意文字である漢字を使用することから、英語のような規範的な文法は必要なく、その部分は用語法に負うところがかなりあるのではないかと思います。漢字はすべての文字が何らかの意味を持っており、言葉の表現においては文字の持つ意味が大きな助けとなります。

例えば時制を表す場合、英語では「現在形」、「現在完了形」、「過去形」、「過去完了形」など厳格な「形」を求められます。しかし、中国語の場合は、具体的にいつのことかを表す語を加えればよいのです。これは中国語のもう一つの特色でもあり、より「簡潔」かつ「具体的」な表現を好みます。これは、曖昧な表現も許容できる日本語とも異なる点です。

したがって、中国語を話す場合には、より具体的で分かりやすい表現を心がけることが大切です。日本語のようにやたらと省略したり、曖昧な言い方をすれば、正確な意味が相手(中国人)に伝わらなくなります。

したがって、中国語を話す(書く)時には、意味を正確に伝えるための、より適切な語彙を選択することが非常に重要です。すなわち「語の選択(用語)」の問題が大きいのです。類義語の多い中国語の語彙の中から、より適切な語を的確に選択できる能力をつけることが、レベルアップに欠かせないと言えるでしょう。