合适héshì(形)合っている、適切である、ちょうど良い
适合shìhé(動)合う、適合する、当てはまる
この2つの語は、ズバリ品詞が違います。“合适”は形容詞、“适合”は動詞です。
品詞が違うので、使い方もそれぞれ変わってきます。下記の例文を見てみましょう。
①这条裤子你穿得很(合适)。
(このズボンは君に似合っているよ)
②你很(适合)穿这条裤子。
(このズボンは君にぴったりだ)
①の場合は形容詞で、②は動詞です。意味的には近いですが、語の用法上では明確な違いが有ります。
“合适”(形容詞)は前のフレーズを修飾するので後に置かれ、“适合”(動詞)は目的語を取るため前に置かれます。
では、それぞれ例文を見ていきましょう。
合适
这件连衣裙你穿得非常合适。
(このワンピースは君にとても似合うよ)
这么喜欢小孩子,你当幼儿园的老师真合适。
(こんなに小さい子供が好きなら、あなたは幼稚園の先生にとても向いています)
适合
太极拳很适合老年人锻炼身体。
(太極拳は高齢者が体を鍛えるのにちょうど良い)
纯棉的布料非常适合做衬衫。
(綿100%の生地は、シャツを作るのにうってつけだ)
『学習のポイント』
上記①の例文中にある“穿得很(合适)”という言い方は「補語」です。補語とは動詞や形容詞の後に置かれる成分で、前に置かれた語を説明する機能を持っています。
補語は中国語文法の中でも最も重要な項目なので、いずれ重点的に取り上げたいと思います。