アベノ中国語道場

あなたの中国語学習をサポートするブログです。中国語道場で一緒に汗を流しましょう!

【知識篇】 中国語の発音

今回は、中国語の発音について考えてみましょう。

その中でも、ピンインや四声などの基礎的な内容については、たくさんのテキストや解説書やがすでに出ていますので、ここでは発音や四声に関するポイントをいくつか挙げたいと思います。

 

1.お腹から声を出す

中国語はいわゆる声調言語の一つで、発音上のイントネーションを音の高低によって表します。話す場合には音の高低が強調されて、まるで歌をうたっているように聞こえます。ここが「平声」と言われる日本語との大きな違いです。

したがって、中国語を話すときには、口を大きく開けてお腹から声を出すように発音することが重要です。実際に、中国人同士の会話を聞いていると、声が大きい事が分かります。特に北方人は声が大きく、日本人から見るとまるで口げんかをしているように感じられることもあります。

 

2.口の形をしっかり作る

中国語の発音、母音や子音には決まった口の形が有ります。例えば、典型的なものでは、舌を内側に丸めるそり舌音(捲舌音)です。さらに、母音の中では特に「e」の発音が難しく、これも決まった形が有ります。中国語学習はまず発音から入りますが、初期の発音学習で習う口の形を正確に覚えることが極めて重要です。なぜならば、正しい発音は正しい口の形から生まれるからです。

 

3.四声の高低をしっかりとつける

日本人の場合、四声の高低差の幅が小さい人が少なく有りません。それは、母語の日本語が「平声」であるため、四声の高低をつけることが難しく感じられるためかもしれません。中国語は四声の高低が明確で、しかも前後の音が繋がった発音が美しいとされます。

四声の中では、特に第4声を思い切り落とすように心がけるときれいに聞こえるようです。この点については、実際にネイティブの友人から注意を受けたことがあります。さらに、発音の訓練として、漢詩の朗読を勧められました。その場合は、できるだけゆっくりと発音し、さらに声調をしっかり意識して、前後の音がきれいに繋がるよう発音します。

 

4.四声よりも発音を正確に

日本人の場合、声調のほうにより多く注意が向き、発音がおろそかになる場合があるようです。3つ目のポイントでも言いましたが、声調に慣れることが難しく、どうしてもそちらを重視してしまいがちです。しかし、基本はあくまで正確な発音であって、逆に発音が間違っていると、いくら声調が正確でも通じないことが有ります。特に、日本語に無い音をしっかりと習得することが重要です。

 

5.「l」と「r」の区別

日本人にとって、中国語で最も難しいとされるのが「r」の発音です。日本語には「r」の音が無いため、日本人は「l」と「r」を区別することが大変難しいのです。英語には「l」と「r」の区別が有ります。日本語の「ラリルレロ」は「l」の音になりますが、「r」とは全く異なる音です。

具体的には、「r」音は“日本rìběn”という単語に含まれます。実際に、日本人が「r」の音をネイティブと同じように発音することは極めて困難です。私の場合は、ネイティブと同じくらい性格ではなくとも「通じれば良い」というスタンスです。したがって、発音の正確さは重要ですが、最低限ネイティブが聞き取れるレベルであれば良いと思います。なぜならば、私たちが中国語を学ぶ目的は、あくまで中国人と会話することなので。

 

6.「n」と「ng」

中国語の発音に、「n」と「ng」の区別が有ります。これは、いずれも語尾に付く発音です。中国語の場合、ひとつひとつの単語の発音を覚えるより、漢字の発音を覚える方がはるかり効率的ですが、ある発音の語尾が「n」か「ng」のどちらか迷った場合、それを区別する明確な方法が有ります。

それは、日本語の漢字の発音と対応しており、日本語の発音が「ン」で終わるものは、「n」、「ン」で終わらないものは「ng」となります。例えば、

 

「ン」 → 「n」

天(テン) → 天tiān

官(カン) → 官guān

談(ダン) → 谈tán

安(アン) → 安ān

 

「ン」以外 → 「ng」

強(キョウ) → 强qiáng

商(ショウ) → 商shāng

英(エイ) → 英yīng

明(メイ) → 明míng

 

この法則は、中国語の発音の中でほぼ100%適応できます。語尾の発音に迷った場合は、ぜひお試し下さい。

 

以上のように、中国語の発音を学ぶ上で気をつけていることや、気づいたことをまとめました。日本人が中国語を学ぶ場合にいくつかの難しい点が有りますが、発音もその一つだと思います。発音は、レベルが上がっていくにしたがって矯正が難しくなりますので、初級の段階でしっかり把握し、正確な発音を身に付けることが重要です。