アベノ中国語道場

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【文法篇】 補語その1 - 「様態補語」

補語は、数多い中国語の文法事項の中でもとりわけ重要で、中国人の会話においても頻繁に使用されます。

補語は述語動詞や形容詞の後に置かれ、その意味を補完します。ある動作(動詞)がどのような様態でなされたか、あたどのような状態にあるかについて説明するときに「様態補語」を用います。

具体的には、動詞・形容詞のすぐ後ろに“得”を置き、その後に前の動詞・形容詞の意味を説明する補語成分を付け加えます。文型は下記のようになります。

 

【肯定文】

 

主語 + 動詞 + “得” + 補語(形容詞)

 

他起得早。

(彼は起きるのが早い)

妹妹跑得很快。

(妹は走るのがとても速い)

 

「様態補語」の多くは形容詞(のフレーズ)ですが、主述フレーズや補充フレーズも使われます。

 

同学们跑得满身都是汗。

(生徒たちは走って体中あせびっしょりです)《主述フレーズ》

哥哥踢足球踢得好极了。

(兄はサッカーがものすごく上手です)《補充フレーズ》

 

【肯定文】動詞が目的語を伴う場合

動詞が目的語を伴う場合は、下記のように動詞を繰り返します。その後に“得”を置き、補語成分を付け加えます。

 

她说汉语说得非常流利。

(彼女は中国語を話すのが大変流暢です)

姐姐弹钢琴弹得很好。

(姉はピアノを弾くのがとても上手です)

 

目的語の前にある動詞は省略できます。

 

她(唱)歌唱得很好。

(彼女は歌を歌うのが上手です)

 

動詞が目的語を伴う場合は、目的語を主語の前に出すこともできます。また、動詞の前に置いてもかまいません。

 

汉语她说得非常流利 / 她汉语说得非常流利。

 

【否定文】

否定形は、補語の前に“不”を置きます。動詞の前に置いてはいけません。

 

主語 + 動詞 + “得” + “不” +補語

 

または

 

主語 + 動詞 + 目的語 + 動詞 + “得” + “不” +補語

 

他吃得不多。

(彼は小食だ)

他吃东西吃得不快。

(彼は食べるのが遅い)

 

【疑問文】

肯定文の補語の後に“吗”を付け加えます

 

他跑得快吗?

(彼は走るのが速いですか)

她说英语说得流利吗?

(彼女は英語を話すのが上手ですか)

 

疑問詞の中では、“怎么样”のみ様態補語で使用できます。

 

她说得怎么样?

(彼女の話し方はどうですか)

你姐姐做菜做得怎么样?

(あなたのお姉さんの料理はどうですか)

 

その他、状態の程度を強調する様態補語には、下記のようなものがあります。

この場合は、形容詞の後に補語を置く形になります。

 

“~得很”  “~得要命”  “~得多”  “~得不得了”

 

今天天气好得很。

(今日はすばらしい天気だ)

今天干了一天的活,累得要命。

(今日は一日働いて、ひどく疲れた)

在路上偶尔碰到了老朋友,他高兴得多。

(道でたまたま旧友に出会い、彼はすごく喜んだ)

这种酒的味道好得不得了。

(この種の酒はとても味が良い)

 

これはあくまで私見ですが、補語(と成語)は中国語の真髄とも言える表現方法です。すなわち「簡潔にして明解」と言う中国語の特色をよく表しています。ぜひマスターして使ってみてください。

補語を上手に使うことで、ネイティブの中国語により近づけるようになると思います。