アベノ中国語道場

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【知識篇】 料理の中国語

広大な国土を有する中国では、各地域の文化的な差が大きく、それは料理にも及んでいます。中国料理(中華料理)は世界三大料理の一つに数えられますが、素材と料理の種類が非常に多く、その調理法も多岐に渡ります。、

今回の【知識篇】では、そうした料理に関する中国語を紹介したいと思います。中国料理の調理法や料理名の付け方には独特な法則が有ります。また、材料のきり方、調理の仕方には、実に細かい分類がなされており、それぞれに独自の呼び方があります。

それでは、料理の中国語の実例を下記に見ていきましょう。

 

<材料の切り方>

块kuài ぶつ切り、乱切り

段duàn 細いもののぶつ切り

条tiáo 拍子木に切ったもの

丝sī せん切り

片piàn 薄切り

丁dīng さいの目切り

末mò / 粒lì みじん切り

泥ní ペースト状にしたもの

 

<調理法>

煮zhǔ 水で煮る、ゆでる

熬áo 水で長時間煮る

炖dūn とろ火で煮込む、煮詰める

蒸zhēng 蒸す、ふかす

熏xún 煙でいぶす、燻製にする

煎jiān 少量の油で焼く、炒める

烹pēng 油でさっと炒めてから調味料を加えてからめる

烤kǎo あぶり焼く

烙lào 小麦粉で練ったものをフライパンで平らに焼く

溜liū 揚げたものをあんかけにする

炒chǎo 炒める、炒る

爆bào 高温の油でさっと炒める

炸zhá 油で揚げる

烧shāo 油で炒めたものをスープを加えて煮る

涮shuàn 熱湯をくぐらせゆがく

卤lǔ 調味料を加えた塩水や醤油で煮る

 

<料理名の名付け方>

 

①材料の組み合わせ

青椒肉丝qīngjiāo ròusī ピーマンと肉の炒め物

皮蛋豆腐pídàn dòufu ピータンと豆腐の前菜

 

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皮蛋豆腐

②材料と調理法の組み合わせ

红烧牛肉hóngshāo niúròu 牛肉の醤油煮

涮羊肉shuàn yángròu 羊肉のシャブシャブ

 

③材料と調味料

糖醋鲤鱼táng cù lǐ yú 鯉の甘酢あんかけ

蚝油生菜háoyóu shēngcài 牛肉のオイスターソース炒め

 

④出来上がりの状態、性質の組み合わせ

松鼠鱼sōngshǔyú 揚げた魚の餡かけ(外見がリスに似ている)

香酥鸡xiangsuji 鶏の衣揚げ(“酥”はサクッとした食感)

 

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松鼠鱼

⑤地名を加えたもの

北京烤鸭bēijīng kǎoyā 北京ダック

兰州拉面lánzhōu lāmiàn 蘭州発祥の牛肉ラーメン

 

⑥人名にちなんだもの

东坡肉dōngpōròu 豚バラの角煮(“东坡”は宋代の文人「蘇東坡」)

贵妃鸡guìfèijī 鶏肉のワイン煮込み(“贵妃”は楊貴妃

 

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贵妃鸡

⑦形をたとえたもの

猫耳朵māo ěrduō 小麦粉を猫の耳形に練って煮たもの(天津名物)

龙须面lóngxūmiàn 極細の麺(“龙须”は龍の髭)

 

⑧色をたとえたもの

翡翠白玉fěicuì báiyù ほうれん草と豆腐の炒め物

雪花蟹斗xuěhuā xièdòu 蟹肉と卵白の蒸したもの

 

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雪花蟹斗

 調理法については、同じ「煮る」でも、“煮”、“熬”、“炖”、“烧”、“卤”と5種類もの言い方が有ります。また、料理名にも、材料、調理法、味付け、地名、人名など、実にさまざまな呼び方があります。

このように、料理の中国語がこれほど豊富な名称を有することは、そのまま中国料理のバリエーションの広さを表わしていると考えられます。

実際、中国のどんな小さなレストランに行っても、メニューを見ると料理の数の多さに驚かされます。その理由は、食材が極めて豊富なこと、調理法が多岐に渡ること、その組み合わせで無数の料理が生み出されるのです。

料理の中国語に関する知識があれば、中国のレストランに行っても、より美味しい料理を注文できるかもしれません。